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本音ソムリエ

物語に隠れた貴方の心、探しましょう。

運命の物語には、運命の言葉がある。

銀二貫

銀二貫は現代の値に直すと約250万円。
神社に寄進するはずだったその金を使って、大阪は天満、寒天問屋の主人である和助は子供を助けてしまう。
仇討ちで殺されそうになった子供を見て、心と体が動いたのでしょうね。
商談だと言って、銀二貫で仇討ちを買うのです。
帰宅後、事の次第を聞いた番頭の善次郎は呆れと怒りに震えた。
当たり前ですね。
武家の子が商人として生きられるのか。
時を重ねて何がどう変わるのか。
愛と絆は、時間が深めていくものです。
この本には胸を打つ場面や台詞が沢山ありますが、私は最後の場面が一番好きです。

「なぁ、善次郎、私はええ買い物、したなぁ」

全体的な雰囲気は朝の連続テレビ小説「あさが来た」に似ていますかね。
同じNHKで映像化されてはいるのですが、私は断固として原作本を推奨します。
高田郁さんの作品は一気読みしやすいものばかりなので、時間にはお気を付けください。

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)

銀二貫 (幻冬舎時代小説文庫)

銀二貫 (A.L.C. DX)

銀二貫 (A.L.C. DX)