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本音ソムリエ

物語に隠れた貴方の心、探しましょう。

運命の物語には、運命の言葉がある。

ましまろ文學ガール

理解されないことを続けるというのは、とても覚悟がいることです。
少し前までは、日本でも女性が文学に親しむことはあまり宜しくないとされていました。
それでも、この主人公の百音(もね)ちゃんは文学を愛していると言い切り、男装をしてまで文学活動をする。
熱意とイマジネイションの世界が伝わってくるんです。
そして、古き良き日本がよく描かれているというのも良いですね。
作品の2巻に、作家の塘路島(とうろじま)先生が書いた「寡の日」という作品が出てくるのですが、一節しか描かれていないものの、とても素晴らしいんです。
本当に実在するものではないのかと調べたぐらいです。
残念ながら実在はしませんでした。

[嗚呼 彼は何処にも居ないのだ
崖の向こうで砕ける波の音
それはまるで 僕の心の音
砕けた]

最後に残る響きと言いますか、空気の余韻ですかね。
なんとも言えない感覚がたまらないんです。
あったら本当に買って読んでいたのに。言っても仕方のないことですけど。
たったこれだけの文章に、私は骨の髄まで惹かれているんです。
あなたもそういう本に、文章に、より多く出会えますように。

ましまろ文學ガール 1巻 (ビームコミックス)

ましまろ文學ガール 1巻 (ビームコミックス)

ましまろ文學ガール 2巻 (ビームコミックス)

ましまろ文學ガール 2巻 (ビームコミックス)