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本音ソムリエ

物語に隠れた貴方の心、探しましょう。

運命の物語には、運命の言葉がある。

まぼろしにふれてよ

私は元から物持ちは良いほうでしたが、これを読んで更に大事にしようと思いました。
これは、簡単に言えば、付喪(つくも)を扱った話なんですね。
今は妖怪やら神様やらを扱った話が多いので、大抵の方は付喪とはどんなものなのかご存知だとは思いますが。
付喪は付喪神のことで、長い間使われた物に魂が宿った物のことです。
ただ、この物語に出てくる付喪は少し違っていて、純正な付喪神じゃないんですね。
人の欲、欲魂がまだ未熟な物について生まれた妖怪が出てくるんです。
未熟な物には欲魂の力は強い。欲魂の力を使い過ぎると物自身が壊れてしまう。
だから、壊れてしまう前に主人公のひとこが欲魂を祓ってやる。
2巻にこんな言葉があるんです。

[モノは いつでも 新しくても古くてもこわれていても その時もってる最大のスペックで持ち主に尽くしてくれるんだ]

確かにその通りだと思いました。
物はその身が壊れる時まで、何も言わずに尽くしてくれる。
それを大事に出来ないのであれば、誰も大事に出来ない。
そう思ったんですね。
物は大切にしなければいけません。